あなたが考える7~10秒前に

ジョン・ディラン・ヘインズ博士は、fMRIを使って脳を監視し、被験者がモニターを見て、次々表示される文字のうち、気になった文字のタイミングでボタンを押すようお願いしたところ、7~10秒も前に脳が活動し、その活動を読み取ることで、被験者がどの文字を選んだか予測できることを証明した。

脳は、被験者が文字をモニターで見る前に押すことを決定し、文字が表示されボタンを押したのだが、脳はなぜ7~10秒も前にその文字を選び、なぜ被験者の意識では今、選んだつもりになるのか、多くの人を困惑させた。

自由意志はあるのかという議論まで発展した。

ヘインズ博士は、脳内の決定から意識で認識されるまでをワンセットの自由意志と考えている。
実際に、脳で決定後、ボタンを押す直前で変更され、予測が外れることもあったという。

私はこれをさとり、非二元で考えてみた。
7~10秒前に決定したことが「本当の自分」からのインスピレーションで、直前に変更されるとき、自我がその決定を変えたということだ。
自我がなければ、さとっていれば、迷いはなくなり、多くのことが順調に進む。自我があると、多くのことが順調に進まず、迷い、苦しむ。

無意識下では決まっていること。自我も無意識下にあるから、無意識下で自我が邪魔をする。
その意味で、「自分」は存在せず、「自由意志」も存在しないとすれば、さとり、非二元でいうことは科学的にも正しいと裏付けられることになる。

実験ではまだ確証は得られていない。自由意志の実験はまだまだ続けられている。

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