心の中の天使と悪魔は、両方とも

あなたの心の中で、善なる自分と悪なる自分が戦うとき、人は悪なる自分が自我だと思ってしまう。

小説でも、漫画でも、演劇でも、テレビドラマでも、映画でも、そう描かれている。

しかし、心理学では自分の本心を抑え込むことが、ストレスの原因になり、心や体の病気の原因になると考える。たとえ、善なる自分でも、悪なる自分でも、自分の本心を抑え込むことが病気の原因だ。

法曹では、あなたにとって善だと思っていても、相手にとって善だとは限らない。たとえ、あなたの善が正しかったとしても、それに相手が従うべきだとすれば、それは相手の自由意志を否定し、脅迫罪になる。法曹では万人の自由意志こそ善だとされる。

さとりと非二元では、善悪に分けることを問題視する。
善も悪も自由も束縛も、自我が生みだしたものである。
心の中の善なる自分も、悪なる自分も、どちらも自我であり、さとりや非二元からすればどちらも本当の自分の在り方ではない。

善なる自分がなんと言おうと、悪なる自分がなんと言おうと、あなたは変わる必要がないし、自分以外のものに変われないし、あなたは初めからあなたであり、真実である。

ただ、今まで自我を自分だと思い込んでいたことをやめるだけでいい。
すると、自然にすべてが解決する。

あなたは初めからひとつであり、善なる自分とか、悪なる自分とかに分裂していない。
それらを客観的に見ている存在のほうがあなたである。
そのあなたは、自我の自作自演を眺めている。
あなたの感情だと思われるものは自我の自作自演であり、あなたの思考だと思われるものも自我の自作自演である。

あなたは天使でもなければ、悪魔でもない。

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